バックオフィスの仕事をする上で、絶対に欠かせない資質があります。
それは『口が硬いこと』と『融通が利かないこと』です。
『口が硬いこと』とは、守秘義務の遵守とも言えます。
バックオフィスにはあらゆる情報が集まってきます。
個人情報、会社の業績、取引先の与信結果、融資金額などなど…。
社外はもちろん、社内すら漏れてはいけないものばかりです。
これらは一度どこかに漏れてしまうと、途端に会社の信用は失われてしまいます。
情報について保管と管理がザルのようでは、バックオフィスの業務を任せることはできません。
では『融通が利かないこと』とはどういうことでしょうか。
バックオフィスは決まりや規則を自ら厳守し、他者に対し守らせると言い換えられます。
就業規則、決裁基準、労働基準法などなど、会社は事業を成す上で沢山の決まり(制約)があります。
これらは守って当たり前のものばかりです。
ところがその決まりに対しバックオフィスが融通を利かせてしまうと、色々な人が色々なことを言い始め、会社は秩序を失います。
会社のトップよりも、バックオフィスの社員(管理職)の方が偉い…という誤った組織構造が出来上がりかねません。
『ルールに則って。』
これが全てです。仮に例外があるとしても、それは相応の手続きを踏んだものでない限り絶対に通さない。
そういった気構えを持ち、業務に当たれることは、バックオフィスの担い手にはなくてはならない資質です。
バックオフィスを任せてもらえるということは、経営者にこういった資質を持っていると、認められたことでもあります。
口の堅い、融通の利かない、そんな方がバックオフィスを務めている企業は、とても安心で信頼のおける企業…と言っても過言ではないと思います。
経営者の皆様、皆様のバックオフィスはどうでしょうか?
0コメント