バックオフィスには多種多様なルーチンワークがあります。
経理的なもので言えば、現金出納、帳簿記帳などがそれにあたります。
労務的なものでは、社員の社会保険加入・喪失、労働保険手続きなどがあります。
人事業務では、採用、評価、異動、教育など様々です。
庶務に関して言うと、郵送物の仕訳、来客対応(お茶出し)、セールスの断りなどなど、日常茶飯事に色々なことを行っています。
これらの業務は幾重にも細分化され、まるで木の根や枝のように繋がりあい、途中で途絶えることがあってはいけないものです。
また、全てが単体の業務として進行することはなく、複合的に絡み合いながら形成されています。
バックオフィスの従事者は、ルーチンワークを円滑に、滞りなく遂行することを最低限の任務として行っています。
その上で…社内に巻き起こる沢山の問題を、臨機応変に即時に解決し再発防止までを並行して行っています。
これは私の経験での話になりますが…一般的な中小企業において、バックオフィスがルーチンワークをこなすのに必要な理想的な時間は、1日の就業時間の80%です。
残りの20%は、何かあった時(突発で起きるトラブルの対応)のための余剰です。
この理想に対し、実際の現場ではどのようになっているか…。
90%以上をルーチンワークに裂き、残りの10%でトラブル対応ができないので20%…30%と増やし、過剰労働をすることで乗り切っているのが現状です。
もちろん、全ての企業・バックオフィスがそうではありません。
色々な角度から業務改善をし、ルーチンワークにかける時間を縮小させ、上手に仕事をこなしている企業・バックオフィスも沢山あります。
ルーチンワークに忙殺されているバックオフィスの方。また、そんなバックオフィスを抱えている経営者の方…。
真にやりがいのある、楽しい仕事をするため、ルーチンワークの改善に本腰を入れて取り組んでみませんか?
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