バックオフィスの1部門、「経理」の業務の1つに『資金繰り』があります。
これは、会社のお金のやり繰りに対し、計画・予定・実績の3つについて管理する業務です。
企業にとって資金を枯渇させないことは、利益を出し続けることと同様、最重要とされています。
理由は至極簡単で、当然ですが・・・。
お金がないと企業は何もできないどころか、倒産してしまうからです。
それは、利益を出していても起こり得る(黒字倒産)ことであるため、経理部門は『資金繰り』について鋭く目を光らせています。
特に経理担当は『ごとうび(末尾に5や0の付く日・・・5日や20日など)』、『月初、月末』とその前後には資金繰りに敏感になります。
これは、日本の企業の大半が、これらの日に資金を動かして(入金・支払)いるためです。
『今日の経理・・・何だか殺気だってるな・・・』と感じたら、ほぼ間違いなく、資金繰り業務に集中しているからです。
中小企業においては、必ずしも常に潤沢な資金を持ち合わせているとは限らないため、いかに無理なく、無駄なく、資金繰りを行えるかは、経理の腕の見せ所でもあります。
皆さんの経理担当がお金の出入りに対し、色々と聞きにきたり、相談しにくるのは、こういった背景があるのです。
ぜひとも協力していただければ、幸いに思います。
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